高級ホテル「アンダーズ」マカオ初進出へ…大型IRギャラクシー・リゾーツ拡張部に2021年前半開業予定
- 2019/11/5 13:50
- ツーリズム
マカオのカジノ施設は、政府とコンセッション(経営権契約)を結ぶ6つの民間事業者によって運営されている。その一角にあたるギャラクシー・エンターテインメント・グループ(GEG)は11月5日、コタイ地区にある旗艦IR(統合型リゾート)ギャラクシー・リゾーツの拡張部に高級ホテル「アンダーズ マカオ(Andaz Macau)」をオープンすると発表。開業時期は2021年前半とした。
アンダーズは地元の芸術と文化に根ざし、活気に満ちたラクジュアリーなライフスタイルホテルブランドとして知られ、今回がマカオ初進出。また、統合型リゾートへの併設も今回が初めてとのこと。
ギャラクシー・リゾーツの拡張部には、アンダーズ マカオととも「アジアで最も象徴的かつ最新鋭」という大型MICEイベント会場「ギャラクシー・インターナショナル・コンベンションセンター(GICC)」と1万6000人収容の多目的アリーナ「ギャラクシーアリーナ」もオープン予定。
アンダーズ マカオには、MICEに訪れる多くのグループ客に対応する専用チェックインラウンジ、700を超える客室やスイートルーム、アンダーズラウンジ、バーやレストラン、最新のフィットネスセンター、屋内プールなどを備えるという。
現在、ギャラクシー・マカオにはザ・リッツカールトン・マカオ、バンヤンツリー・マカオ、JWマリオットホテル・マカオ、ホテルオークラ・マカオ、ギャラクシー・ホテル、ブロードウェイ・ホテルが入り、アンダーズブランドが加わることによって、最も多くのラグジュアリーホテルを提供するマカオ有数の統合型リゾートの地位を確立することになる。
GEG副会長フランシス・ルイ氏の話「今日、ラグジュアリーな旅を好む人々は、ユニークな体験と、旅先の文化に真に溶け込む機会を求めています。マカオには様々な楽しみ方があり、豊かな歴史や文化があります。ハイアットと緊密に連携して、アンダーズ マカオがこの土地での特別な楽しみを体験する機会を創造するとともに、マカオの観光およびMICE産業の強化に貢献することとなります。」
ハイアット ホテルズ コーポレーションのアジア太平洋地域グループプレジデントであるデビッド・ウデル氏の話「ギャラクシーと協力のもと、マカオでアンダースブランドのホテルを、最も発展著しい統合型リゾートの一部となってオープンすることは大変名誉なことです。グローバルな視点でその国の都市や文化と個性を尊重した、アンダースブランドは2020年末までにアジア太平洋地域の施設数を2倍にする予定です。マカオや台北、三亜、深圳、厦門などの大中華圏で強力なパイプラインを構築します。」