38回目迎えたマカオ国際マラソンに内外から約1.2万人が参加=フルマラソン優勝は男女ともアフリカ勢

 今年(2019年)で38回目を迎えた「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2019」がきょう(12月1日)開催され、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの各部門に、世界50以上の国と地域からおよそ1万2000人のランナーが参加した。

 フルマラソン部門の優勝者とタイムは男子がエチオピアのタフェス・デレレグン・アベベ(Tafese Delelegn Abebe)選手の2時間12分53秒、女子が同じくケニアのルーシー・シェルイヨット(Lucy Cheruiyot)選手の2時間31分17秒。2人はそれぞれ優勝賞金4万米ドル(日本円換算:約438万円)を獲得。また、男子、女子の各トップ3が男子2時間14分/女子2時間33分以内着だったことから、着順の賞金に加えてタイムボーナスの満額となる7000米ドル(約77万円)を手にした。なお、大会記録は男子が2時間10分01秒、女子が2時間29分12秒で、いずれも2017年の記録。

 マカオ国際マラソンは毎年12月第1週の日曜日に開催されている市民マラソン。1981年の第1回大会の参加者は400人だったが、近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあることから、近年は参加枠の増が続いている。

第38回「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2019」に約1.2万人のランナーが参加=2019年12月1日、マカオ・タイパ島(写真:Galaxy Entertainment Group)

第38回「ギャラクシーエンターテイメント杯マカオ国際マラソン2019」に約1.2万人のランナーが参加=2019年12月1日、マカオ・タイパ島(写真:Galaxy Entertainment Group)

 今大会のフルマラソンのスタート・ゴール地点は近年グルメタウンとして注目を集めるタイパヴィレッジに近いタイパ島のオリンピック・スポーツセンター・スタジアムで、タイパ島北西の海岸沿いからマカオ半島と結ぶカルヴァーリョ総督大橋(マカオ・タイパ大橋)を渡ってマカオ半島に至り、南灣湖畔、マカオタワー前、観音像前、世界遺産・媽閣廟前を通り、西灣大橋を渡って再びタイパ島に戻り、大型カジノIR(統合型リゾート)集積エリアにあたるコタイ地区、マカオジャイアントパンダパビリオンのあるコロアン島の石排灣郊野公園へ至るというマカオの新旧、都会と自然の対比も楽しめる名所をめぐるコースだった。

 ギャラクシーエンターテイメントによる冠スポンサーは16年連続。同社はマカオ半島でスターワールドホテル、コタイ地区でギャラクシーマカオなどのIR施設を運営する。また、日本版IRへの参入意向も示している。

ギャラクシーエンターテイメントグループの旗艦IR(統合型リゾート)施設「ギャラクシーマカオ」前を走る選手ら=2019年12月1日、マカオ・コタイ地区(写真:Galaxy Entertainment Group)

ギャラクシーエンターテイメントグループの旗艦IR(統合型リゾート)施設「ギャラクシーマカオ」前を走る選手ら=2019年12月1日、マカオ・コタイ地区(写真:Galaxy Entertainment Group)

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