マカオ治安警察局は12月18日、コタイ地区のカジノIR（統合型リゾート）施設内にあるエスカレーターで女性客のスカート内の盗撮を行ったとして、マカオ人の自称販売員の男（30）を「私生活侵入」及び「不法録音・撮影」の罪で逮捕、送検したと発表。

　警察発表によれば、17日午後、IR施設の警備員から1人の男が3階から5階へ上がるエスカレーターを利用中にすぐ前にいたミニスカートを履いた40代と20代の女性2人のスカート内を盗撮したのを目撃したため、女性らに告知した後に男を取り押さえたと警察に通報があったとのこと。

　その後、警察官が現場へ到着し、取り押さえられた男に対する調査を行った際、所持していたスマートフォンの中からスカート内を写した画像36点が見つかり、このうち2点が直前に撮影された2人の被害女性のものであることが本人によって確認されたという。

　被疑者は警察の調べに対し、現場でセクシーな服装をした女性を見つけ、気分が高揚して自己コントロールができなくなってしまい、女性の許可を得ずにスマートフォンで盗撮してしまったなどと犯行を認める供述をしたとのこと。また、盗撮行為は今年（2019年）9月から始めたという。

私生活侵入及び不法録音・撮影罪で送検される男（写真：マカオ治安警察局）