マカオ、19年11月の総合消費者物価指数対前年2.70%上昇の102.73…上昇幅は前月から0.16ポイント縮小
- 2019/12/19 16:46
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局が12月19日に公表した資料によれば、今年(2019年)11月の総合消費者物価指数(2018年4月〜2019年3月=100)は102.73となり、前年同月から2.70%上昇。上昇幅は前月(+2.86%)から0.16ポイント縮小した。
価格指数の分類別では、食品・ノンアルコール飲料と教育がそれぞれ5.40%、5.20%の顕著な上昇。一方で、衣類・履物と通信はそれぞれ4.57%、2.76%の下落だった。マカオの総世帯数のおよそ5割を反映する毎月平均支出1万〜2万9999マカオパタカ(日本円換算:約13万6540〜40万9610円)の甲類消費者物価指数は102.79、3割を反映する毎月平均支出3万〜5万4999マカオパタカ(約40万9620円〜75万0960円)の乙類消費者物価指数は102.64で、それぞれ2.68%、3.28%の上昇。
11月の総合物価指数は前月から0.05%上昇。豚肉、鮮魚海産、果物の販売価格が上昇したほか、冬物衣料が店頭に並ぶ時期にあたり、食品・ノンアルコール飲料と衣類・履物の価格指数がそれぞれ0.61%、0.45%上昇。また、住宅賃料とLPガス価格の上昇によって、住居・燃料の価格指数は0.16%上昇。一方、パッケージ旅行価格及び航空券価格が下落したことにより、レジャー・文化と交通の価格指数はそれぞれ2.92%、0.45%下落。甲類消費者物価指数は0.10%上昇、乙類消費者物価指数は0.02%下落。
年率換算(2018年12月〜2019年11月までの12ヶ月)の総合消費者物価平均指数は、その前の12ヶ月との比較で2.78%上昇。分類別では、教育(+5.72%)、交通(+4.84%)の価格指数の上昇が目立った。甲類消費者物価指数は2.72%、乙類消費者物価指数は3.33%のそれぞれ上昇。
今年1〜11月の総合消費者物価平均指数は、前年の同じ時期から2.77%上昇。甲類消費者物価指数は2.70%、乙類消費者物価指数は3.38%のそれぞれ上昇。