マカオの総体失業率 過去最良水準の1.7%に戻る…19年9〜11月期雇用統計
- 2019/12/31 13:57
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は12月31日、今年(2019年)9〜11月期の雇用統計を公表。総体失業率は前回調査(今年8〜10月期)から0.1ポイント下落の1.7%で過去最良水準に。また、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率も0.1ポイント下落の2.3%。不完全雇用率は横ばいの0.5%だった。
マカオの総体失業率は2015年2〜4月期までおよそ1年半にわたって過去最良水準の1.7%を記録した後、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、16年11月〜17年1月期から7〜9月期まで2.0%、17年8〜10月期から10〜12月期まで1.9%、17年11月〜18年1月期まで1.8%、17年12月〜18年2月期から2〜4月期まで1.9%、18年3〜5月期以降は1.8%。昨年9〜11月期から今年4〜6月期まで再び過去最良水準へ戻し、以降は8〜10月期まで1.8%となっていた。
今年9〜11月期の労働人口は39.41万人、労働参加率は69.9%。このうち、総就業人口は前回調査時から300人増の38.76万人、マカオ居民に限ると500人減の28.03万人。
前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が1.3%減の8.58万人、卸売・リテール業が1.4%増の4.24万人、ホテル業が2.9%増の3.19万人、建設業が3.6%増の3.08万人、飲食業が3.3%減の2.35万人だった。
失業人口は前回調査時から500人減の6500人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は0.7ポイント上昇の19.2%。