1月新規ローン貸付、住宅・商業物件とも上昇へ
- 2013/3/23 8:41
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は22日、今年(2013年)1月の住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。住宅向け、商業物件ともに対前月で伸長。未返済ローン残高についてもともに上昇している。
1月の新規住宅ローン貸付承認総額は30億パタカとなり、前月比13.7%の上昇。うち、マカオ居民が占める割合は96.8%に。金額ベースではマカオ居民が21.3%増、非居民が60.9%の減となった。前年同月比では123.4%の大きな伸びを示した。
未完成物件に対する新規貸し付けは1.2億パタカを占め、大幅減だった前月と比べて28.7%上昇。うちマカオ居民によるものが同92.6%を占め31.4%増、非居民は同2.4%の増だった。前年同月比では384.6%の顕著な伸び。
商業物件への新規貸付は前月比1.5%増の38億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが83.8%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが同41.4%増、非マカオ居民が516.5%の増となった。前年同月比では309.2%増。
1月末締めの未返済住宅ローン残高は981億パタカで前月比1.5%、前年比28.3%のそれぞれ増。うちマカオ居民が93.0%を占めた。商業物件は同706億パタカで前月比2.5%、前年比14.2%のそれぞれ増、うちマカオ居民が91.1%となっている。
なお、返済滞納率は住宅ローンが0.06%で前月比0.01%上昇、前年比変わらず。商業物件ローンでは0.06%で前月比0.01%下落、前年比0.06%上昇の0.16%となった。