マカオ監獄、収容者の約半数が中国本土出身者…地元は4分の1程度

 マカオ政府懲教管理局は1月7日、コロアン島にあるコロアン監獄で毎年この時期恒例となる春節懇親会を慈善団体と共同開催した。

 同局がイベント会場で明らかにした内容によれば、マカオ監獄の収容者数は1636人で、出身地別の内訳は中国本土が821人で約半数、地元マカオは420人で4分の1程度とのこと。また、収容率は男子棟が93%、女子棟が75%で、年内に拡張工事を行い、100人分の収容スペースを新たに確保する考え。

 なお、コロアン島の九澳エリアで10年前から建設が進められている新監獄については、現在も具体的な完成時期が見通せない状況となっている。

コロアン島のマカオ監獄で開催された春節懇親会の様子=2020年1月7日(写真:マカオ政府懲教管理局)

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