マカオ、春節ホリデー初日のインバウンド旅客数34.8%減…中国本土からの旅客は38.0%減

 中国・湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウイルスによる肺炎(通称:武漢原因不明肺炎)について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、初の感染者が確認された1月22日以降、政府が矢継ぎ早に各種防疫対策を打ち出している。

 マカオ政府旅遊局は1月25日、治安警察局提供資料を元にした春節ホリデー初日(旧暦の大晦日にあたる1月24日)のインバウンド旅客数データを公表。24日のインバウンド旅客総数は5万5098人で、前年の同じ時期から34.6%減だった。中国本土旅客に限ると38.0%減の3万2943人。インバウンド旅客全体に占める中国本土旅客の割合は59.8%。

 なお、昨年通期のインバウンド旅客数は約3940万人で、中国本土旅客の占有率は約7割だった。

 マカオでは政府主催のすべての春節イベントが開催中止となり、ミュージアムなど文化施設も閉館措置が講じられている状況。春節連休2日目以降についても、旅客数の減少が見込まれる。

港珠澳大橋マカオ側イミグレーションの体温検査設備を視察する賀一誠マカオ行政長官一行=2020年1月25日(写真:GCS)

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