マカオ国際空港発着の主に中国本土・台湾線154便が欠航に…2月8日までの間、日本路線は影響なし=新型コロナウイルス防疫対策

 中国・湖北省武漢市で集中発生している新型コロナウイルスによる肺炎(通称:武漢原因不明肺炎)。世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、官民の間で各種防疫対策が進んでいる。

 マカオ国際空港が1月28日に発表した内容によれば、1月29日から2月8日にかけて、同空港を発着する154フライトが欠航になるとのこと。欠航を予定している航空会社はマカオ航空、中国東方航空、上海航空、吉祥航空、アモイ航空、カンボジア航空で、就航地は中国本土と台湾の複数都市とカンボジアのプノンペン。マカオ航空が就航する日本線路線に影響はない。

 このほか、1月23日に新規就航したばかりの台湾・星宇航空が運行する台北との間のフライトについても、1月30日から3月28日まで順次欠航するという。

 なお、中国国際航空(CA)と中国南方航空(CZ)線が運航するマカオと武漢の間の直行便については、すでに運休となっている。

 マカオ国際空港運営会社にあたるCAMでは、近日、マカオ国際空港においても防疫対策が強化して臨んでおり、整然とした秩序が保たれているいるとしている。昨年(2019年)のマカオ国際空港の年間旅客数は約960万人で過去最多だった。

 本稿執筆時点(マカオ時間29日午前9時20分)のマカオにおける新型コロナウイルス感染確認者数は7人で、いずれも武漢からの旅客。最後の感染確認は27日夜で、28日は新規感染確認はなかった。

1月27日のマカオ国際空港旅客ターミナルビル出発フロアの様子(写真:CAM)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は11月22日、治安警察局及び消防局と合同でマカオの4つの陸路イミグレーシ…
  2.  マカオの主要な空の玄関口・マカオ国際空港の運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)…
  3.  マカオ政府統計・センサス局は11月22日、昨年(2023年)のマカオの産業構造統計を公表。マカオ…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  5.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun