港珠澳大橋のマカオ側と香港側のイミグレーション施設を結ぶシャトルバスが減便に

 中国・湖北省武漢市で集中発生している新型コロナウイルスによる肺炎(通称:武漢原因不明肺炎)。世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、官民の間で各種防疫対策が進んでいる。

 マカオと香港の間のアクセスについて、香港当局によるフェリーターミナルの一時閉鎖決定を行け、2月3日から高速船が全面運休に入った。現状、港珠澳大橋経由の陸路ルートが直接アクセスできる方法としては唯一となる。

 香港当局は5日午後、8日午前0時以降、香港外からの入境者について、過去14日以内に中国大陸を訪れていた場合、14日間の強制検疫を実施すると発表。これを受け、港珠澳大橋の香港側とマカオ側、珠海側のイミグレーション施設間を往来するシャトルバス運営会社は6日夜にリリースを発出し、8日午前0時以降の大幅な減便を明らかにした。具体的には、香港〜マカオ線が30〜60分毎、香港〜珠海線が60分毎となる。また、需要の状況によりダイヤを再調整する可能性もあるとし、利用にあたって最新情報を確認するよう呼びかけている。

 このほか、香港とマカオの市街地間を往来するクロスボーダーバスでも減便やルート変更を実施。マカオ域内の路線バスについては、一部路線で運休、大半の路線で減便となっている。

車体の色から金巴(ゴールドバス)と呼ばれる港珠澳大橋シャトルバス(資料)–本紙撮影

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