マカオ、23日連続で新型コロナの新規感染確認ゼロ=累計10人中8人が治癒し退院済み、週明けからレジャー・娯楽施設等も営業再開可能に

 中国・湖北省武漢市で集中発生している新型コロナウイルスによる肺炎について、世界各地で感染拡大に対する懸念が高まる中、中国本土からのインバウンド旅客が多いマカオでも、官民の間で各種防疫対策が進んでいる。

 マカオ政府新型コロナウイルス感染対策センターは2月27日午後5時(現地時間、以下同)から定例記者会見を開催。同センターによれば、直近24時間以内に新たな新型コロナウイルス感染確認例はなかったとのこと。マカオにおける直近の新規感染確認は2月4日のことで、23日連続で新規感染確認ゼロとなった。

 これまでの累計患者数は10人で、最初の7人が武漢からの旅客、直近の3人がマカオ人。同日、新たにマカオ人の男性1人が治癒し退院し(入院期間24日間)、退院者は武漢からの旅客7人と合わせて8人に。武漢からの旅客については、退院後すぐに中国本土へ戻っている。今回、マカオ人の退院は初めてとなり、再発症リスクを考慮して自宅へは戻さず、隔離施設へ移送して経過観察する措置が採られた。残るマカオ人2人についても軽症で、発熱や明らかな呼吸困難といった症状はないとのこと。

 マカオ政府は1月後半以降、一連の春節祝賀イベントやMICEイベントの中止、世界遺産含む文化施設の一時休館、カジノ及びレジャー・娯楽施設の一時休業(カジノは2月5日から半月間、レジャー・娯楽施設は同日から現在まで休業中)といった観光都市としての魅力をあえて消すと同時に、中国本土及び他の高発生地区(現時点では韓国)との往来を物理的に制限すること、マカオ住民に対しても不要不急の外出を控えさせる策などを講じることで、これまでのところ感染拡大の食い止めに成功しているといえる。

2月27日夕方に開催されたマカオ政府新型コロナウイルス感染対策センターによる定例記者会見(写真:マカオ政府新型コロナウイルス感染対策センター)

 このほか、マカオにおける新規感染確認ゼロが23日連続、広東省からの越境通勤を制限してから11日が経過、近日マカオに隣接する広東省において流行が下火になっており、同省内のマカオに近い珠海市と中山市における新規感染確認ゼロがそれぞれ9日、10日連続となったことを受け、レジャー・娯楽施設(映画館、劇場、ゲームセンター、インターネットカフェ、ビリヤード場、ボーリング場、サウナ、マッサージ店、美容院、フィットネス、ヘルスクラブ、カラオケ店、バー、ナイトクラブ、ディスコ、ダンスホール等)及び教育補助施設について、政府が定める防疫措置を講じる前提で週明け(3月2日)から営業再開可能とすることも発表された。また、2月17日から基本サービスに限って限定再開していた各政府部門窓口についても、同じタイミングで全面再開となる。

 なお、マカオの学校は1月下旬の春節(旧正月)休み以降、1ヶ月以上にわたって休校が続いており、再開は4月にずれ込む可能性もあるとのこと。

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