マカオ金融管理局、政策金利を0.86%に引き下げ
- 2020/3/16 11:28
- 産業・経済
マカオ金融管理局は3月16日、政策金利に当たる基準金利を64ベーシスポイント引き下げ、0.86%としたことを発表した。前回の利下げは3月4日で、今年2度目となる。
今回の利下げは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大を背景に、米国連邦準備理事会(FRB)が米国時間3月15日に100ベーシスポイントの緊急の利下げを決めたことによる。通常の利下げ幅は25ベーシスポイントだが、前回の50ベーシスポイントに続き、大幅な利下げとなった。
香港ドルは米ドルとベッグ制(固定相場制)を採用しており、香港金融管理局が香港時間の16日朝に基準金利を64ベーシスポイント引き下げることを発表。マカオ金融管理局では、マカオパタカは香港ドルとのペッグ制を採用していることから、両地の政策金利が一致することが必須であるとして、香港に追随したと説明している。