マカオ気象局が今年の台風接近数予測を発表…6月中旬から9月下旬にかけ平年並みの4〜6個
- 2020/3/30 11:03
- 社会・政治
近日、マカオでは雨季の到来を感じさせる曇天模様が続いている。マカオ地球物理気象局は3月30日、今年(2020年)の台風接近数と雨季(4〜9月)の降雨量予測を発表した。
同局によれば、今年のマカオにおける台風シーズンは6月中旬から9月下旬までの間で、マカオの800km圏内に接近する台風の数は平年並みの4〜6個と予測、中には勢力の強いものも含まれる可能性があるとのこと。雨季の降雨量予測については平年並み、気温は平年並みからやや高いとの予測。
また、同局が海流と大気の循環状況を総合分析したところ、太平洋赤道域の中央から東部にかけての海面水温は正常範囲で、エルニーニョ・南方振動(ENSO)は中性状態であり、この状態が夏季まで持続する見込みとした。
マカオには2017年と2018年に超大型台風の襲来を受け、人的、物的に大きな被害が発生し、防災対策が強化されるきっかけとなった。同局では、雨季がスタートするにあたり、早めの台風、豪雨、浸水への準備を進めるよう市民に呼びかけている。