マカオ国際空港が旅客便の離着陸料減免…2〜4月分=新型コロナで打撃の航空業界支援

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴う水際対策強化や旅行需要の減退によって、マカオ国際空港を発着する旅客便は今年(2020年)2月以降、大幅な減便及び運休を余儀なくされている。

 マカオ国際空港運営会社にあたるCAMが4月9日に発出したプレスリリースによれば、同日、臨時取締役会を招集し、新型コロナで打撃の航空業界を支援するため、離着陸料の軽減措置を講じることを決定したとのこと。

 対象は主に旅客便で、今年2月1日から4月30日までの3ヶ月分。今回の軽減措置にかかる予算は約1900万マカオパタカ(約2億6000万円)とした。

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。昨年の年間旅客数は対前年16%増の延べ960万人超に達した。年間旅客数が前年を上回るのは2012年以来8年連続、開港以来最多記録の更新は2015年から5年連続のこと。

CAMの臨時取締役会の様子=2020年4月9日(写真:CAM)

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