マカオ、国際カジノ見本市「G2Eアジア2020」開催時期が再延期に…12月1〜3日予定=新型コロナ影響

 毎年5月にマカオで開催されるアジア最大規模の国際カジノ見本市「G2E(グローバル・ゲーミング・エキスポ)アジア」。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によってマカオを含むアジアのカジノ業界も苦戦を強いられる中、14回目となる「G2Eアジア2020」の開催時期にも影響が及んでいる。

 G2Eアジア主催者(アメリカゲーミング協会及びリード・エグジビションズの共催)は4月17日、開催時期を12月1〜3日に延期すると発表した。当初計画は5月中旬で、3月に7月末への延期を発表していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が世界へ拡大する中、出展者、来場者、協業パートナーらの健康と安全リスクを考慮し、マカオ当局とも調整の上、やむなく再延期を決定したとのこと。会場は当初予定と同じコタイ地区のIR(統合型リゾート)ザ・ヴェネチアン・マカオ内コタイエキスポホールとした。

 G2Eアジアといえば、日系のカジノマシン及び関連機器、カジノ用品メーカーなどによる出展やこれまでに日本版IRをテーマにした講演やパネルディスカッションを誘致するなど、日本の存在感が大きいことでも知られる。

 マカオでは2月以降、入境制限を含む厳格な防疫措置が講じられており、多くのMICEイベントが中止や延期を余儀なくされている。

「G2Eアジア2019」エキジビション会場イメージ=2019年5月21日、ザ・ヴェネチアン・マカオにて本紙撮影

「G2Eアジア2019」エキジビション会場イメージ=2019年5月21日、ザ・ヴェネチアン・マカオにて本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  3.  マカオ政府統計調査局は11月20日、今年(2024年)1〜9月の小売業販売額調査結果を公表。 …
  4.  マカオ政府統計・センサス局は11月20日、今年第3四半期(2024年7〜9月)の金融業人材需給及…
  5.  マカオ政府公共建設局(DSOP)の発表によれば、コタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年11月号
(vol.137)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun