マカオ国際空港、3月の旅客数が97%減…1〜3月累計は60%減=新型コロナウイルス流行の影響下

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴う水際対策強化や旅行需要の減退によって、マカオの空の玄関口となるマカオ国際空港を発着する旅客便は今年(2020年)2月以降、大幅な減便及び運休を余儀なくされている。

 このほど同空港を運営するCAMが公表した資料によれば、今年3月の旅客数が前年同月から96.7%減となる延べ2万5535人だった。今年に入って以降、1月については前年同月を上回ったが、2月以降は大幅な下落に転じており、1〜3月累計では前年同時期から59.9%減の延べ93万6246人にとどまっている。

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。昨年の年間旅客数は対前年16%増の延べ961万1427人に達した。年間旅客数が前年を上回るのは2012年以来8年連続、開港以来最多記録の更新は2015年から5年連続のこと。

マカオ国際空港における搭乗旅客に対する体温検査の様子(写真:CAM)

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