「チームラボ スーパーネイチャー マカオ」が6月15日オープン…大型IRヴェネチアン内に常設

 マカオのIR(統合型リゾート)運営大手、サンズチャイナは6月8日、傘下のIR施設「ヴェネチアンマカオ」で開業準備を進めてきた日本のウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」の体験型デジタルアートミュージアム「チームラボ スーパーネイチャー マカオ」について、6月15日にソフトオープン予定と発表した。

 ロケーションは、ヴェネチアンマカオのコンベンション棟「コタイエキスポ」のL3フロアにあるホールF。天高8メートル、広さ5000平米というスケール感を活かした非常に複雑かつ高低差のある立体的な空間に新作を含むチームラボの作品群を展示するとのこと。コンセプトは「身体ごと没入するミュージアム」。

 入館料はレギュラーチケット(大人)が238マカオパタカ(日本円換算:約3200円)、正午までの入館に適用されるモーニングエントリーチケットと子供料金(3〜12歳)が168マカオパタカ(約2270円)。このほか、各種ファミリーパッケージの設定もある。

 開館時間は午前10時から午後10時まで(最終入館は午後9時15分)。イベントやメンテナンスにより休館することもあるとしており、最新情報は公式サイトを参照するよう呼びかけている。

 サンズチャイナは、同施設をノンゲーミング(非カジノ)要素の重大投資案件のひとつとして位置付けているとした。なお、当初は1月下旬のソフトオープン、2月の正式オープンを予定していたが、新型コロナの影響により延期を余儀なくされていた。マカオは直近2ヶ月にわたって新型コロナの新規感染がなく、域内の状況は落ち着いている。

“Valley of Flowers and People Lost, Immersed and Reborn” 2020, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi © teamLab


“The Infinite Crystal Universe” teamLab, 2018, Interactive Installation of Light Sculpture, LED, Endless, Sound: teamLab © teamLab

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は4月16日、路上で小学生女児の尻を触ったとしてマカオ人の男(86)を逮捕したと…
  2.  マカオ政観(マカオ政府旅遊局/MGTO)が主催するマカオPRイベント「Journey To Ex…
  3.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで4月14日から20日まで卓球シングルスの国際大会「…
  4.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2025年)3月の住宅売買・…
  5.  マカオ政府旅遊局(マカオ政府観光局/MGTO)は4月15日、同月17日から20日まで、日本の東京…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun