マカオのジャイアントパンダ「心心」が13歳の誕生日迎える…先月4歳になった双子の母親
- 2020/7/6 18:52
- ツーリズム
マカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンでは、1組のつがい(オスの開開/Kai Kaiとメスの心心/Xin Xin)、2016年6月26日に誕生した双子(いずれもオスで健健/Jian Jianと康康/Kang Kang)の4頭のジャイアントパンダが飼育、展示されている。
同館を管轄する市政署(IAM)は心心の13歳の誕生日にあたる7月5日のランチタイムに館内で祝賀イベントを開催。飼育スタッフが心を込めて作ったという植物繊維を使って作られたケーキ型の特製シャーベットがプレゼントされ、抽選で選ばれ参加した地元の親子連れらから祝福された。なお、先月の健健と康康の4歳の誕生日は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策の観点から見送りとなったが、7月に入ってようやく恒例行事が復活したかたちだ。次に誕生日を迎えるのは開開で、8月24日に12歳を迎える。誕生日イベントについても開催予定とのこと。
IAMによれば、心心の体重は前年同時期から18kg増の125kgで、健康状態は良好とのこと。この日プレゼントされたシャーベットケーキも美味しそうに平らげ、イベント参加者を賑わせた。
心心は開開とともに2014年12月にマカオ返還15周年を記念して中国中央からマカオへ贈られることが決まったもので、2015年4月30日に四川省のパンダ保護研究センターからマカオへ空路到着し、同年6月1日からマカオジャイアントパンダパビリオンで一般公開がスタートした。心心にとって今回がマカオで迎える6回目、母として5回目の誕生日となった。
マカオジャイアントパンダパビリオンでは、基本的に4頭すべてを展示している。入館料は10パタカ(日本円換算:約135円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。