マカオ、銀行の地元中小企業向け新規融資承認額が増加に転じる…20年上半期
- 2020/8/12 11:34
- 産業・経済
マカオ金融管理局が8月12日に公表した資料によれば、今年上半期(2020年1〜6月)のマカオの銀行による地元中小企業向けの新規融資承認額は前年下半期から80.1%増、前年同期から7.2%減の154億マカオパタカ(日本円換算:約2046億円)だった。
担保比率(融資限度額のうちの有形資産による担保部分)は前年下半期から12.6ポイント、前年同期から20.0ポイントのそれぞれ下落となる48.5%。
今年上半期末時点の中小企業融資残高は前年下半期末から3.5%、前年同期末から2.2%のそれぞれ増となる897億マカオパタカ(約1兆1918億円)。前年下半期末との比較における業界別の動向については、運輸・倉庫・通信業、卸売・小売業、製造業向けが33.7%、28.4%、19.6%のそれぞれ増だった。
融資枠に占める融資残高の割合は81.4%で、前年下半期から0.9ポイント、前年同期から0.1ポイントのそれぞれ上昇。
今年上半期末時点の中小企業融資の延滞残高は前年下半期末から39.9%、前年同期末から9.2%のそれぞれ増となる2.3億マカオパタカ(約31億円)。延滞比率は前年下半期末から0.07ポイント、前年下半期末から0.02ポイントのそれぞれ上昇となる0.25%。