マカオのビーチに絶滅危惧種「ピンクイルカ」の死骸が漂着
- 2020/8/16 17:31
- 社会・政治
8月16日午前、マカオ・コロアン島にあるチョクワンビーチ(竹灣海灘)沖でマカオ税関がイルカの死骸が発見した。
税関から通報を受けて現場に急行した市政署(IAM)の職員が鑑定を行った結果、中国の第一級保護動物に指定されているピンクイルカ(中華白海豚、日本語名:シナウスシロイルカ)であることが確認されたとのこと。
イルカの体長は約2.45メートルで、発見時点ですでに皮膚が脱落し、膨張が始まっていたが、目立った外傷はなかったという。死亡してから水流に乗って現場に漂着したとみられるとした。腐乱しているため、衛生面を考慮してマカオで火葬する予定とのこと。
シナウスシロイルカの学名はSousa chinensis、主にインド洋から太平洋沿岸に生息している。中国では、広東省から香港、マカオにかけての珠江口が主な生息地となる。
IAMでは、浅瀬に取り残されたイルカを発見した場合、速やかにIAMに通報するよう呼びかけている。