横琴新口岸マカオ側出入境施設へ路線バスが24時間運行…タクシーも乗り入れ可能

 マカオ・コタイ地区と中国広東省珠海市横琴新区の間の新たな陸路の玄関口「横琴新口岸(新・横琴イミグレーション施設)」が8月18日午後3時に運用開始を予定している。

 コタイ地区と横琴新区は蓮花大橋を挟んだ位置関係にある。現在はコタイ地区にある蓮花口岸と横琴新区側のそれぞれにイミグレーション施設が設置されているが、横琴新口岸の運用開始後はマカオ側の管理区域を珠海側に延伸、横琴新区側の一体化施設に集約し、ワンストップで両地の出入境手続きが済む「一地両検」が実現する。

 これに伴い、マカオ側から見て蓮花大橋の手前にあった出入橋施設が橋の向こうに移ることになる。これまでは橋を単純往復するシャトルバスが24時間体制で運行しているが、横琴新口岸の運用開始後は路線バス3系統が乗り入れることが明らかとなった。

 これまでの橋を単純往復するシャトルバスの代替となるのが701系統。蓮花口岸前と横琴新口岸マカオ側出入境施設前を巡回するもので、24時間運行を予定している。また、既存の25B系統と50系統が運行ルートを変更し、マカオ市街地から直接乗り入れる。運賃(現金支払いの場合)はいずれも6パタカ(日本円換算:約80円)。

 タクシーも蓮花大橋を越えて横琴新口岸マカオ側出入境施設前まで乗り入れることが可能となる。横琴新口岸マカオ側出入境施設前にはタクシー乗り場も設けられる。ただし、横琴新口岸マカオ側出入境施設前から乗車する際には、空港や港珠澳大橋マカオ側人工島からの乗車時と同様に5パタカ(日本円換算:約67円)の追加料金が必要となる。

横琴新口岸運用開始後の蓮花口岸周辺のバス路線案内図(図版:GCS)

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