マカオ・内港と珠海・湾仔結ぶ渡し船が約5ヶ月ぶり運航再開…マカオと中国本土の間の往来制限緩和受け

 澳門海關(マカオ税関)は8月18日、同月20日からマカオ・内港と広東省の珠海・湾仔結ぶ渡し船の運航を再開すると発表。

 同航路は今年(2020年)1月23日に約4年ぶりに復活したが、広東省における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策上の入境制限強化に伴い3月27日から約5ヶ月間にわたって運休していた。中国本土及びマカオにおける新型コロナの流行状況が安定したことを受け、中国本土からマカオへの観光旅行再開に関する具体的なスケジュールが発表されるなど、このところの両地の間の往来制限緩和を受けての運航再開とのこと。

 運航再開にあたり、通関時間は従来通りの午前7時から午後10時までとするが、運航スケジュールは当初14日間が1時間に1本、その後は特に異常がないことを条件に30分に1本、さらに状況をみて15分に1本に増便する予定とした。乗船にあたっては過去7日間以内の新型コロナ核酸検査(PCR検査)陰性証明書及び「健康コード」(直近の滞在歴、新型コロナ患者との接触歴の有無、発熱や咳といった症状の有無、連絡先を入力して生成されるもの)の提示など水際措置で定められた諸条件をクリアする必要がある。

 なお、マカオと広東省の間の往来については、渡し船以外にも複数の陸路ルートが存在する。

マカオ・内港フェリーターミナル(GCS)

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