20年7月のマカオ対外商品貿易統計公表…輸出入とも対前年プラスに
- 2020/8/31 16:24
- 産業・経済
マカオでは世界規模の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響により今年2月頃から経済活動の縮小が続いている。
マカオ政府統計調査局は8月31日、今年(2020年)7月の商品貿易統計を公表。
7月の商品輸入総額は前年同月から3.0%増の73.1億マカオパタカ(日本円換算:約968.6億円)だった。品目別では、コスメティック・スキンケア用品、建築資材、携帯電話がそれぞれ2.4倍、1.1倍、90.2%の大幅増。一方、ゴールド製ネックレス、腕時計はそれぞれ64.1%、52.6%の大幅減。商品輸出総額は2.5%増の10.7億マカオパタカ(約141.8億円)。このうち、マカオ製の商品の輸出は24.9%増の1.5億マカオパタカ(約19.9億円)で、品目別では衣料品が3.6倍増。再輸出は0.5%減の9.1億マカオパタカ(約120.6億円)で、品目別ではカジノ用製品が83.2%減。7月の商品貿易赤字は62.4億マカオパタカ(約826.8億円)。
1〜7月累計の商品輸出総額は前年の同じ時期から17.0%減の61.1億マカオパタカ(約809.6億円)、再輸出は19.8%減の53.3億マカオパタカ(約706.3億円)、マカオ製の商品の輸出は6.8%増の8.5億マカオパタカ(約112.6億円)。商品輸入総額は24.7%減の368.9億マカオパタカ(約4888.1億円)。貿易赤字は26.1%減の307.1億マカオパタカ(約4069.2億円)。
1〜7月の主要輸出先内訳は、香港が16.2%減の41.0億マカオパタカ(約543.3億円)、中国本土が18.0%増の11.0億マカオパタカ(約145.8億円)、米国が1.6倍増の2.9億マカオパタカ(約38.4億円)、EUが4.4%増の1.2億マカオパタカ(約15.9億円)。ポルトガル語圏諸国向けの輸出は8.1倍増の890万マカオパタカ(約1.2億円)に。品目別では、非紡績商品が24.1%減の52.3億マカオパタカ(約693.0億円)、紡績品・衣類は71.9%増の9.5億マカオパタカ(約125.9億円)。
主要輸入元については、中国本土が20.2%減の131.1億マカオパタカ(約1737.4億円)、EUが28.0%減の96.7億マカオパタカ(約1281.5億円)。品目別では、消費財が29.0%減の242.0億マカオパタカ(約3207.0億円)。このうち、腕時計が55.8%減の16.8億マカオパタカ(約222.6億円)、ゴールド製ネックレスが64.6%減の11.9億マカオパタカ(約157.7億円)、燃料・潤滑油が25.3%減の30.7億マカオパタカ(約406.8億円)、携帯電話が46.3%減の13.7億マカオパタカ(約181.6億円)、建築資材が22.4%増の10.3億マカオパタカ(約136.5億円)だった。
1〜7月累計の対外商品貿易総額は前年同時期から23.7%減の430.7億マカオパタカ(約5707.7億円)。