マカオ国際空港の到着エリアで中国本土とその他の国・地域からの旅客の動線を分ける措置導入…9月23日から

 マカオでは、外地からの新型コロナ流入防止を目的とした厳格な入境制限は維持されているが、マカオ及び広東省における状況が落ち着いてきたことを受け、7月15日から両地の間で水際対策が一部緩和(新型コロナウイルス核酸検査の陰性証明書の提示などの条件付きで14日間の隔離検疫を免除)された。

 また、中国広東省珠海市居民及び広東省居民を対象にしたビザに相当するマカオ渡航許可(個人・団体観光旅行)の申請がそれぞれ8月12日、26日から再開。さらに、9月23日から中国本土全域に拡大するスケジュールとなっている。

 マカオの主要な空の玄関口となるマカオ国際空港(タイパ島)でも、清掃・消毒の強化やソーシャルディスタンスを確保するためのサイネージ掲出など、様々な防疫対策が講じられている。

 マカオ空港運営会社にあたるCAMは9月18日、同月23日から中国本土全域を対象にマカオ渡航許可の申請がスタートするにあたり、マカオ政府衛生局疾病予防管理センターの要求に応じて、到着エリアにおける中国本土とその他の国・地域からの旅客の動線を分ける措置を23日から導入すると発表。空港における水際対策を徹底することで、地域コミュニティにおける流行リスクをより一層低減させるとした。

 コロナ禍でマカオ国際空港を発着する航空便の多くが運休を余儀なくされているが、同空港を拠点とするマカオ航空が9月下旬以降に中国本土路線を相次ぎ再開、増便する計画を明らかにしている。

マカオ国際空港到着エリアに設置された中国本土とその他の国地域から到着する旅客の動線を分けるパーティション(写真:CAM)

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