毎年恒例のマカオ特別行政区政府本部一般公開日発表…10月17・18日

 毎年秋の恒例イベントとなるマカオ特別行政区政府總部(本部)の一般公開について、今年(2020年)は10月17日(土)及び18日(日)の2日間にわたって実施されることが発表となった。

 政府本部はマカオ政府の中枢施設のひとつ。かつてポルトガル統治時代にマカオ総督府だった場所で、現在はマカオ行政長官や政府高官がVIPとの会談などの際に利用する1849年に建てられた歴史的建造物「禮賓樓」、2つの事務棟、補助部門棟の計4つの建物と庭園で構成される。今回の一般公開の対象は例年通り禮賓樓の一部と庭園部を予定している。

 会場では警察銀楽隊及び演芸学院の学生による音楽、舞踏パフォーマンス、ガイド付きの「Through The Years」写真展、「Happiness is All Around」をテーマにした庭園でのフラワー展といったプログラムが用意されている。両日とも公開時間は午前9時から午後6時まで、料金は無料。自撮り棒、雨傘、飲食物、ペットの持ち込みは不可とのこと。新型コロナウイルス防疫対策として、入場時にはマスクの着用、検温、健康コード(スマホで衛生当局の特設ウェブサイトにアクセスし、直近の滞在歴、新型コロナ患者との接触歴の有無、発熱や咳といった症状の有無、連絡先を入力することで生成されるもの)の提示が求められる。

 通常は外観しか見学できないことから、内部を参観できる貴重な機会としてマカオ市民にも大人気のイベントとなっている。

マカオ特別行政区政府本部の「禮賓樓」は1849年に建てられた歴史的建造物(写真:GCS)

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