マカオ、20年6〜8月期の総体住宅価格指数268.0…前回調査から0.3%下落
- 2020/10/8 17:31
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は10月8日、今年(2020年)6〜8月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は268.0で、前回調査(5〜7月期)から0.3%の下落だった。エリア別ではマカオ半島が0.3%下落の268.8、タイパ島・コロアン島が0.6%下落の264.3。
ストック物件(中古)の価格指数は横ばいの289.1。エリア別にみると、マカオ半島が0.1%上昇の282.9、タイパ・コロアン島が0.1%下落の314.8。築年数別では、6〜10年と11〜20年が0.5%、0.3%のそれぞれ下落だった一方、5年以下は0.3%上昇。未完成物件(プレビルド)については0.8%下落の276.8。
実用面積別では、50平米以下が1.1%下落、50〜74.9平米と75〜99.9平米がいずれも0.7%上昇。
住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。
マカオでは今年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられており、経済に影響が及んでいるが、住宅不動産市場についてはこれまでのところ比較的安定して推移している。