マカオのバス車内で女性客の太ももに下半身の一部を故意に擦り付ける…中国本土出身のシェフの男逮捕、余罪も
- 2020/10/24 10:56
- 社会・政治
マカオ治安警察局は10月23日、中国本土出身でマカオでシェフとして就労する既婚者の男(40)をセクシャルハラスメント罪で逮捕、検察院送致したと発表。
同月18日午後2時頃、香港出身の20代の女性から、タイパ島を走行中の公共路線バス車内で別の乗客からセクハラ被害に遭ったとの通報が寄せられたという。女性の説明によれば、混雑した車内で、突然背後から別の乗客がぶつかってきたといい、確認したところ迷彩柄のショートパンツを着用した男で、それからバスを降りるまでの約20分間にわたって男から下半身の一部を執拗に太ももに擦り付けられ、何度もバッグを使って阻止しようとしたが困難だったとのこと。
その後、通報を受けた警察が捜査に着手し、マカオの公共エリアの監視システム「天眼(スカイアイ)」を活用し、被疑者の割り出しに成功。21日午前、コタイ地区にあるIR(統合型リゾート)内のレストランで身柄の拘束に至ったという。
被疑者は警察の調べに対して犯行を認めた上、動機についてはロングスカートを着用した女性に興味があったなどと説明。また、同じバス車内で別の女性1人に対しても同様の行為をしたと余罪についても供述したとのこと。ただし、これまでのところ警察にロングスカートを着用した女性からの通報は寄せられていないとした。
近日、マカオではバス車内における女性客を狙ったセクハラ事件が頻発している。