第67回マカオグランプリ、最終日のチケット販売率は6割超…コロナ禍で開催期間1日短縮、4大看板レースなし
- 2020/11/15 10:42
- ツーリズム
1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典、マカオグランプリ(マカオGP)。市街地の一般道路を転用した全長6.2kmの「ギアサーキット」を舞台に毎年11月中旬に開催されている。
今年の第67回大会はコロナ禍で国・地域を跨ぐ移動が困難となるなどの条件下、異例ずくめの開催となる。開催期間は例年から1日短い3日間(11月20〜22日)に。レースは「フォーミュラ4(F4)グランプリ」、「マカオGTカップ」、「マカオギアレース(ツーリングカー)」、「マカオツーリングカーカップ」、「グレーターベイエリアGTカップ」の5種を予定しているが、4大看板レースと称される「フォーミュラ3(F3)グランプリ」、「WTCR」、「GTワールドカップ」、「モーターサイクルグランプリ」は開催されない。
マカオ政府体育局とマカオグランプリ組織委員会は11月14日午後、市内中心部にある塔石廣場で第67回マカオグランプリ開幕式を行った。同会場では15日までの2日間にわたって大会に参戦するレーシングカーやレスキューカーなどを展示するイベントも実施される。
マカオ政府体育局の潘永権局長は開幕式後に囲み取材に応じた際、サーキットの設営状況については現時点で99%完成しているとコメント。今大会では初日が練習日、2日目、3日目が決勝日となるが、最終日のチケット販売率はすでに6割超で、最終的な販売枚数と入場率について自信を持っているとした。なお、今大会では防疫対策の一環として座席間隔を空けるなどの対策が講じられ、供給座席数が例年より少なくなっている。