香港、12/8単日の新型コロナ新規感染確認数は100人…感染経路不明は27人=飲食店の午後6時以降イートイン禁止など防疫措置一層引き締めへ
- 2020/12/8 18:49
- 香港・大湾区
香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。
香港政府は12月8日夕方、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が100人だったと発表。3桁となるのは3日ぶりのこと。内訳は市中感染が95人、輸入性が5人。市中感染のうち感染経路不明は27人だった。
マンション、スーパー、医療機関、建設現場、社会福祉施設など市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されている。中でも、大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに13人の感染確認があり、合計664人に。このグループをきっかけに感染が拡大している可能性が指摘されている。
流行第4波が持続する中、香港政府は同日、防疫措置の一層引き締める方針を明らかにした。香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は午後記者会見に臨み、10日午前0時以降、14日間にわたって飲食店の午後6時以降のイートイン営業の禁止(翌午前4時59分まで)、宴会人数の20人以下に制限、フィットネスセンター、スポーツ施設、美容・按摩院の閉鎖するなどの施策を発表。飲食店については1テーブル2人まで、客数をキャパシティの5割までとする措置についても継続となる。
ここまでの香港における累計感染確認数は7076人、退院者数は5696人、死者数は112人。