香港、12/10単日の新型コロナ新規感染確認数は112人…3日連続3桁、うち感染経路不明が34人

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月10日夕方の記者会見で、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が112人だったと発表。12月4日と並んで第4波下で2番目に多い数字で、3日連続で3桁を上回った。内訳は市中感染が102人、輸入性が10人。市中感染のうち感染経路不明は34人だった。このほか、陽性予備群が50人超いるという。

 マンション、スーパー、医療機関(検疫施設含む)、建設工事現場、社会福祉施設、コンサート会場など市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されている。中でも、大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに6人の感染確認があり、合計約700人に。このグループをきっかけにした感染の拡大が続いている可能性が指摘されている。

 流行第4波が持続する中、10日午前0時から一層の防疫措置の引き締めも実施されている。食物・衛生局の徐徳義副局長は記者会見の中で、防疫措置の引き締めによる効果が現れるには時間を要するとし、流行拡大を食い止めるため、市民に対して少なくとも今後2週間にわたって家族や友人との会合の機会を減らすなどの抑制と防疫措置への協力を呼びかけた。

 ここまでの香港における累計感染確認数は7292人、退院者数は5900人、死者数は114人。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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