マカオの高校生が同居の親戚の高級腕時計など盗む…ネットギャンブルにハマった
- 2020/12/29 12:41
- 社会・政治
マカオ司法警察局は12月28日、同居の親戚2人から105万5400マカオパタカ(日本円換算:約1376万円)の宝飾品を盗んだとしてマカオの高校生の男(19)を逮捕したと発表。
司法警察局によれば、12月27日未明に治安警察局を通じてマカオ半島風順堂区に住む女性2人から自宅の寝室にあった高級腕時計と宝飾品計6点が盗まれたとする通報が寄せられたとのこと。
同日、司法警察局が現場で調査を行い、被害者の寝室に窓から侵入されたような痕跡はなく、家を長期にわたって留守にしたこともないとの話から、内部の犯行の可能性が高いとみて捜査を展開。同日午後、被害者と同居する親戚の男子高校生が家人に対して犯行を打ち明けたことから、被害者と別の親戚1人の付き添いで警察署を訪れ、自首したという。
被疑者は警察の調べに対し、ネットギャンブルにハマったことが動機だったと説明したとのこと。今年(2020年)9月以降、3回にわたって盗みを繰り返し、質入れによって約17万香港ドル(約227万円)の現金を手にしたが、すべてネットギャンブルにつぎ込んだという。被疑者の供述通り一部の品が質店で見つかったが、残りの品の行方についても追跡を進めているとした。警察では、被疑者を加重窃盗、加重詐欺、不法賭博の罪で検察院送致する方針。