マカオ、英国テーマの新IR「ザ・ロンドナー・マカオ」開幕日は2月8日に…2012年開業のサンズコタイセントラルを大規模刷新
- 2021/1/22 10:30
- ツーリズム
マカオのIR(統合型リゾート)運営大手のサンズチャイナ社は1月21日、コタイ地区で開発を進める「英国」をテーマにした新IR施設「ザ・ロンドナー・マカオ」について、2月8日に第1フェーズが開幕予定と発表。
ザ・ロンドナー・マカオは2012年にオープンしたIR「サンズコタイセントラル」の大規模リノベーション及び一部拡張によるテーマ型IRへのリブランドプロジェクト。プロジェクト投資総額は約19億米ドル(日本円換算:約1967億円)に上る。
サンズチャイナ社はコタイ地区でテーマ型IRの「ザ・ヴェネチアン・マカオ」及び「ザ・パリジャン・マカオ」を運営。いずれも好評を博していることから、新IRのオープンで相乗効果も期待される。
サンズチャイナ社によれば、ザ・ロンドナー・マカオ開幕時の従業員数は5700人とのこと。このうち4分の1以上が勤続10年超で、過去に2〜3回の新IRのオープニング準備を経験しているという。同社では、ザ・ロンドナー・マカオの開幕に向け、これまでに4900人超の従業員が1人あたり約10時間に及ぶ特別トレーニング課程を受講したという。リゾート内で英国旅行気分が味わえるのが売りであることから、課程の内容には新IRが目指すサービスカルチャー、フォーブストラベルガイドのサービス評価水準、施設が提供する商品・サービス知識のほか、英国の文化や歴史も含まれるものだったとのこと。1月19日には併設のロンドナー劇場で約2000人が参加する従業員大会を開催し、従業員の士気を高めたという。
ザ・ロンドナー・マカオは段階的にオープンし、2021年第1四半期には旧ホリデイイン・マカオ・コタイセントラルを全面リニューアルを通じて全室スイート仕立ての高級ホテルとした「ザ・ロンドナー・ホテル」(客室数:約600室)とアトリウム「クリスタル・パレス」、新レストラン、インタラブティブ型のアトラクションなどが順次出揃うとしている。