マカオカジノ監理部門DICJ新副局長に廖氏が就任…正副局長いずれも警察畑に

 マカオ政府のカジノ監理部門、博彩監察協調局(DICJ)の新副局長として、2月3日付で廖志聰(リオ・チーチョン)氏が就任。任期は1年間。

 同氏は1999年に刑事捜査員としてマカオ司法警察局に入職。その後、政府エネルギー業発展弁公室、個人情報保護弁公室を経て昨年(2020年)8月からDICJ入りしていた。電子電気工学の学士号と法学の学士及び修士号を持つ。

 DICJの何浩瀚(アドリアーノ・ホー)局長は副局長就任式において、廖氏は法律分野に明るいことに加え、刑事捜査員としてゲーミング(カジノ)関連施設の監察や応用科学技術領域における業務経験も豊富であり、DICJのリーダーにふさわしい人材であると評した。

 マカオでは、現行のカジノ経営権契約が2022年6月に満期を迎える。目下、政府が再入札やゲーミング関連法改正の準備を進めているとされる。

 DICJを率いる正副局長は1人ずつという体制。2020年6月に就任した何局長も司法警察局の刑事捜査員出身で、それまで一貫して保安部門に籍を置いていた。

DICJ新副局長就任式。右が廖志聰氏=2020年2月3日(写真:DICJ)

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