新規設立企業増も登録資本金減―13年第1四半期企業統計
- 2013/5/9 6:27
- 産業・経済
マカオ特別行政区政府統計調査局は7日、2013年第1四半期の企業統計を発表。新規設立企業数は988社で前年から107社の増だったものの、登録資本金総額は1.5億パタカで前年比22.4%減。中でもホールセール及び小売業の登録資本金は5,178万パタカと同16.2%減。
新規設立企業の主な業種別内訳はホールセール及び小売業が401社、ビジネスサービス業が184社、建設業が111社。同期の解散企業数は129社で昨年同期から横ばいだったものの、取り消し資本金は昨年同期の5倍近くにも上る1.9億パタカだった。
登録資本金が5万パタカ以下の新規設立企業数が701社で、全体の71.0%を占め、総資本金額は1,826万パタカだった。一方、登録資本金100万パタカ以上の企業は33社で、資本金合計は9,828万パタカと資本金総額の63.8%を占めた。新規成立企業の大半を小規模資本が占める結果に。
株主の主な居住地はマカオの6,997万パタカと中国大陸の3,610万パタカ(うち広義珠江デルタ9省の合計が1,850万パタカを占める)、ポルトガルが2,535万パタカだった。完全マカオ資本の新規設立企業数は645社、マカオとその他国家及び地域との合弁が146社。
2013年第1四半期末時点のマカオ総登録企業数は40,647社となり、前年と比較して3,220社増えた。