マカオ気象台が2021年の台風接近数予測を発表…5〜8個がマカオに影響、平年並みかやや多め

 マカオで自然災害といえば台風を指すことが一般的だ。2017年と2018年に超大型台風の襲来を受け、人的、物的に大きな被害が発生し、防災対策が強化されるきっかけとなった。

 マカオ地球物理気象局(気象台)は世界気象デーにあたる3月23日、今年(2021年)の台風接近数と雨季(4〜9月)の気温及び降雨量予測を発表した。

 同局によれば、今年のマカオにおける台風シーズンは平年よりも長めとなる6月上旬から10月中旬までの間で、マカオの800km圏内に接近する台風の数は平年並みかやや多めの5〜8個と予測。このうち少なくとも1つは強台風以上の規模のものが含まれる可能性があるとのこと。

 雨季の降雨量予測については平年並みかやや少なめ、気温は平年並みかやや高めとの予測。

 このほか、ラニーニャ現象が依然持続しているが、今後2〜3ヶ月で終息に向かうとの見方を示した。ただし、年末にかけて再出現することもあり得るとのこと。過去データでは、ラニーニャ現象によって南シナ海近辺で台風発生機会が高まる傾向にあるという。

2018年台風22号の影響で浸水被害の出たマカオ半島内港エリアで救援活動を行うマカオ保安部隊ら(資料)=2018年9月(写真:GCS)

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