ギャラクシー最高益、マスゲーミング伸長—第一四半期
- 2013/5/16 9:33
- 産業・経済
マカオでギャラクシーマカオ、スターワールドホテルなどを運営するゲーミング・リゾート大手のギャラクシーエンタテインメントグループは15日、今年(2013年)第1四半期決算を発表。収益は152億香港ドル(前年比15%増、前期比6%増)、調整後EBITDAは28億香港ドル(前年比29%増、前期比10%増)となり、過去最高益となった。過去12ヶ月のグループ調整後EBITDAは前年同期比46%増の105億香港ドル。
同社の発表によると、グループ全体で業務効率の改善が進み、ギャラクシーマカオのパフォーマンスも持続して成長を続けている。旗艦カジノ施設のギャラクシーマカオ、スターワールドにおけるマスゲーミング売上も過去最高を記録したほか、VIP関連業務についても安定していているという。
同社の業績好業績の背景には利益率の高いマスゲーミング売上が前年比42%増(マーケット平均30%)、前期比8%増(マーケット平均6%)だったことが挙げられる。また、非ゲーミング分野からの収益も前年比17%増の3.83億香港ドル、ホテル客室稼働率も95%と高水準だった。
昨年4月に発表されたギャラクシーマカオの第二期プロジェクト(45万平米)については現在順調に工事が進行しているとし、開業予定は2015年中頃。高級リテールショップ200店、3,000人収容の会議施設、3,600室のヴィラ及び5つ星ホテル客室などを含む。また、第3期、第4期プロジェクトの計画策定も大詰めを迎えており、面積の倍増、1万席の多目的アリーナ、5万平米のコンベンションセンターなどを盛り込む予定。同社によると、予算規模は500から600億香港ドルを見込んでおり、主にハイエンドのマスゲーミング顧客を対象にするという。第3期、第4期プロジェクトの着工は2013年末から2014年初頭を目指す。
また、香港証券取引所メインボードに上場しているギャラクシーエンタテインメントについて、今年6月17日からハンセン指数構成銘柄に組み入れられることも決まっている。