香港、5/1の新型コロナ市中感染確認2日ぶりゼロ…輸入性8人、変異株ウイルスなし

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、5月1日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から4人増の8人とのこと。すべて輸入性(海外からの入境者)で、市中感染確認は2日ぶりにゼロとなった。

 輸入性の8人の内訳はインドネシア(4人)、インド(2人)、フィリピン(1人)、カンボジア(1人)からの入境者で、変異株ウイルス感染者はいないとのこと。

 このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については5人以下とのこと。

 香港では、前日にランタオ島の東涌地区にあるホスト家庭に勤務していたフィリピン人のホームヘルパーの女性(39)の変異株ウイルス感染(「N501Y」と「E484K」の二重感染)が確認された。市中における感染経路不明の変異株ウイルス感染例は初めてのことで、この患者の立ち寄り先に滞在した人及び香港でホームヘルパーとして働く約37万人の外国人が強制ウイルス検査の対象となった。今後、検査対象者の中から新たな感染者が見つかる可能性もあり、その動向に注目が集まっている。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は139人で、その約21%を占める市中感染29人のうち感染経路不明は15人。ここまでの累計感染確認数は1万1783人。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun