香港、5/6の新型コロナ市中感染確認ゼロ…輸入性は2人
- 2021/5/6 17:41
- 香港・大湾区
人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。
香港政府の発表によれば、5月6日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から4人減の2人とのこと。すべて輸入性(海外からの入境者)で、市中感染はゼロだった。
輸入性の2人はフィリピンとインドネシアからの入境者で、いずれもホームヘルパーとして働くための香港入り。変異株ウイルスではないという。
香港では、4月30日に市中で感染経路不明の変異株ウイルス感染が初確認されたことを受け、患者の立ち寄り先に滞在した人及び香港でホームヘルパーとして働く約37万人の外国人が強制ウイルス検査の対象となり、香港各所に開設された検査ステーションが進められている。加えて、変異株ウイルス感染者の居住していた複数のマンションの全住民に対する強制隔離検疫令が発出され、立ち寄り先に滞在した人についても強制ウイルス検査の対象とすなどの大がかりな対応が講じられている。
このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については5人以下とのこと。うち1人は先に変異株ウイルス感染が確認されたドバイからの入境者のインド籍の男性とそのガールフレンドが会合のため訪問した先の住民とのこと。
香港における過去14日間累計の新規感染確認は92人で、その約20%を占める市中感染18人(未分類含む)のうち感染経路不明は4人。ここまでの累計感染確認数は1万1799人。