香港、新型コロナ市中感染確認4日連続ゼロ…輸入性は1人、インドネシアからの入境者=5/29

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いているが、このところは状況が落ち着きつつある。

 香港政府の発表によれば、5月29日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は1人だったとのこと。香港における新規感染確認は3日ぶりのこと。この日唯一の感染確認例は輸入性のもので、市中感染確認に限ると4日連続ゼロを維持した。

 輸入性の感染確認例となった患者はインドネシアから入境した女性(42)で、ホームヘルパーでも航空機のクルーでもないという。患者は5月21日にインドネシアから空路香港へ到着後、香港島の西營盤地区にある政府指定の検疫用ホテルに滞在中しており、隔離検疫7日目に受検した検査で感染確認された。なお、ウイルス量の不足を理由にN501Y変異株ウイルスの有無は検査できていないとのこと。

 翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)については5人以下で、外国人ホームヘルパー及びN501Y、L452R変異株ウイルス感染者はいないという。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は19人で、その約26%を占める5人が市中感染例(すべて感染経路不明)。ここまでの累計感染確認数は1万1838人(擬似事案1人含む)。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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