香港、新型コロナ市中感染確認1人…感染経路不明=6/1、流行第4波終息後初のケース

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、このところようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示したばかり。

 香港政府の発表によれば、6月1日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は7人だったとのこと。このうち1人が市中感染例で、感染経路不明の事案とのこと。変異株ウイルスではない。残る6人は輸入性で、インドネシア(5人)とドバイ(1人)からの入境者。

 直近の感染経路不明の市中感染確認は4月23日、感染経路の判明している市中感染確認確認は4月28日となっており、市中感染確認例の出現は第4波終息後初のケース。

 なお、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下という。

 感染経路不明の市中感染確認例となった患者は香港島の灣仔エリアで警ら任務にあたり、東九龍の油トン地区に居住する男性警察官(35)。ウイルス伝播期間及び潜伏期間中も出勤していたとのこと。5月21日と24日は逮捕者の護送任務にあたっていたが、逮捕者に対するウイルス検査の結果はすべて陰性。患者の家族と同僚の警察官40〜50人が密接接触者として隔離検疫の対象とされた。

 香港における過去14日間(5月18〜31日)累計の新規感染確認は16人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万1842人(擬似事案1人含む)。

 香港の5月31日時点のワクチン接種率は21.0%(1回目の接種完了)、15.6%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は240万0405回。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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