香港、6/4の新型コロナ新規感染確認は輸入性1人のみ…N501Y変異株=流行第4波終息後の市中感染確認ゼロ維持
- 2021/6/4 20:55
- 香港・大湾区
人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、このところようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示したばかり。
香港政府の発表によれば、6月4日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は1人だったとのこと。唯一の感染確認例は輸入性で、オーストリアからの女性入境者(21)。患者は5月31日に香港入境後、政府指定の隔離検疫用ホテルに滞在しており、検疫期間中のウイルス検査で陽性反応が確認された。無症状だが、N501Y変異株ウイルス感染が確認された。目下、L452R変異株感染有無を調べる検査の結果待ちという。
翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下という。
なお、香港における直近の感染経路不明の市中感染確認は4月23日、感染経路の判明している市中感染確認確認は4月28日で、第4波終息後は市中感染ゼロを維持している。
香港における過去14日間(5月21日〜6月3日)累計の新規感染確認は21人で、すべて輸入性事案。ここまでの累計感染確認数は1万1851人(擬似事案1人含む)。
香港の6月3日時点のワクチン接種率は22.0%(1回目の接種完了)、16.2%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は250万2615回、1日あたり接種回数は3万6078回(7日移動平均値3万6043回)。