マカオ・コロアン島に絶滅危惧種「ピンクイルカ」の死骸が漂着…今年2頭目

 マカオ市政署(IAM)は6月5日、同月午前にコロアン島の南部にあるハクサビーチ横にあるハクサ水上活動センター付近の岸辺で1頭のイルカの死骸を発見したとの通報を受け、職員を現場へ派遣し、調査を実施したと発表。

 IAMによれば、初歩鑑定結果、発見されたイルカは中国の第一級保護動物に指定されているピンクイルカ(中華白海豚、日本語名:シナウスシロイルカ)であることが確認されたとのこと。個体は成年のオスで、体長は2.45メートル。発見時点で膨張しており、また表皮の大部分が脱落していたことから、死亡してから一定の時間が経過しており、海流に乗って現場に漂着したものとみられる。すでに腐乱が進んでいるため、衛生面を考慮してマカオで火葬する予定とのこと。

 シナウスシロイルカの学名はSousa chinensis、主にインド洋から太平洋沿岸に生息している。中国では、広東省から香港、マカオにかけての珠江口が主な生息地となる。マカオ沿岸でピンクイルカの死骸が発見されるのは今年初めて。前回発見されたのは今年1月のことで、昨年累計では6頭。今年は2月と5月にスナメリの死骸も各1頭ずつ見つかっている。いずれも死亡してから海流に乗って漂着したとみられる個体だった。 

 昨今、都市化が進んだマカオ沿岸でもイルカの泳ぐ様子が確認されている。コロナ禍でマカオ周辺海域を航行する船舶が少なくなっていることとの関連も指摘されている。

 IAMでは、浅瀬に取り残されたイルカを発見した場合、速やかにIAMに通報するよう呼びかけている。

マカオ・コロアン島で見つかったピンクイルカの死骸=2021年6月5日(IAM)

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