マカオ、2021年2〜4月期の総体住宅価格指数263.6…前回調査から0.9%上昇
- 2021/6/8 19:18
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は6月8日、今年(2021年)2〜4月期の住宅価格指数を公表。総体住宅価格指数は263.6で、前回調査(今年1〜3月期)から0.9%の上昇だった。エリア別ではマカオ半島が1.1%上昇の263.5、タイパ島・コロアン島が0.2%上昇の263.9。
ストック物件(中古)の価格指数は1.0%上昇の283.3。エリア別にみると、マカオ半島が1.2%上昇の275.1、タイパ・コロアン島が0.3%上昇の317.3。築年数別では、20年以上と6〜10年が1.7%、0.9%のそれぞれ上昇だった一方、11〜20年は0.4%下落。未完成物件(プレビルド)については2.4%上昇の293.2。
実用面積別では、50〜74.9平米と100平米以上が1.9%、1.2%のそれぞれ上昇、75〜99.9平米は0.2%の下落だった。
住宅価格指数は2011年を基準とし、住宅売買・移転にかかる不動産印紙税資料をもとに算出されたもの。
マカオでは昨年1月下旬以降、厳格な入境制限を含む新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防疫対策が講じられた。インバウンド依存度の高い業種を中心に大打撃を受ける中、住宅不動産市場に関しては比較的堅調に推移している。