香港、新型コロナ市中感染確認2日連続ゼロ…輸入性は2人=6/26
- 2021/6/26 16:28
- 香港・大湾区
人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いていたが、5月にかけてようやく状況が落ち着き、政府が5月29日に終息との見方を示した。
しかしながら、6月に入って以降、上旬に1家族の女性3人、24日には空港での業務に従事する男性1人の市中感染確認例があった。
香港政府の発表によれば、6月26日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は2人だったとのこと。いずれも海外からの入境者で輸入性の事案。市中感染確認に限ると2日連続ゼロを維持した。
この日の輸入性感染確認者2人の内訳は、25日にフィンエアーAY101便に搭乗して空路英国から入境した女性(18)と6月22日にロシアから海路香港へ到着した船員の男性(45)。いずれもL452R変異株に感染していたとのこと。
このほか、翌日以降に感染確認となる可能性が高い陽性予備群(初歩感染確認者)は5人以下とのこと。
香港における過去14日間(6月12〜25日)累計の新規感染確認は35人で、内訳は輸入性が34人、市中感染が1人(感染経路不明)。ここまでの累計感染確認数は1万1912人(擬似事案1人含む)。
なお、香港の6月25日午後8時時点のワクチン接種率は30.8%(1回目の接種完了)、20.0%(2回目の接種完了)となっている。累計接種回数は345万2456回、1日あたり接種回数は5万7745回(7日移動平均値4万5917回)。
6月21日に香港における市中感染確認ゼロ14日間を達成したことを受け、すでに440日以上にわたって市中感染ゼロが続くマカオとの往来制限緩和に関する協議が両政府間で正式にスタートした。香港の市中感染ゼロが28日にわたって維持できれば条件付きで隔離検疫なしでの両地の往来が再開するとされ、早ければ7月2週目頭にも実現する見通しだったが、香港で新たな市中感染確認があったことを受け、先送りとなる公算。