香港の法定休日が12日から17日へ増加…2030年にかけて段階的に
- 2021/7/8 10:54
- 香港・大湾区
香港立法会で7日、雇用条例改正案が通過した。2022年から2030年にかけて、2年おきに法定休日を1日ずつ増やす内容で、法定休日数は現在の12日から17日へ増える。第一弾として、2022年から仏誕節が新たな法定休日に加わる。
香港には、大きく二つの「休日」が存在する。一つがパブリックホリデー条例に基づく「銀行假(バンクホリデー)」と呼ばれるもので、毎年17日(+毎週日曜日)。二つ目が雇用条例に基づく「労工假(レイバーホリデー)」で、毎年12日(+7日毎に1日)となっている。バンクホリデーは金融機関や役所の休業日となり、いわゆるホワイトカラー層はバンクホリデーに沿って休暇を与えられる場合が一般的だが、現場作業員やサービス業従事者などについては法定休日にあたるレイバーホリデーのみということもある。
新たに追加となる法定休日は、仏誕節、クリスマス後の最初の日曜日、イースターマンデー、グッドフライデー、グッドフライデー翌日で、いずれもパブリックホリデーながら法定休日に属さない日となっている。