輸出入ともに伸長、貿易赤字は拡大―4月対外商品貿易統計
- 2013/6/1 17:28
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は31日、今年(2013)年4月の対外商品輸出入統計を発表。輸出は前年比13%増の7.2億パタカ、輸入は同18%増の67.0億パタカとなった。4月の貿易赤字は59.7億パタカ。
輸出のうち、再輸出貨物が前年比22%増の5.5億パタカだったが、地元産品の輸出は同10%減の1.7億パタカだった。
今年1~4月の合計は輸出が前年同期比17%増の30.6億パタカ、うち再輸出が31%増の24.3億パタカ、地元産品の輸出は17%減の6.3億パタカ。輸入は同12%増の255.6億パタカ。貿易赤字は224.9億パタカにまで拡大している。
今年1〜4月の輸出先のうち、香港が17.5億パタカ、中国本土が4.7億パタカでそれぞれ前年同期比36%、7%増だった一方、米国が1.3億パタカ、欧州連合(EU)が8,710万パタカで同29%、22%の減少となった。
非紡績品の輸出は27.7億パタカで前年比23%増、そのうちダイヤモンド及びダイヤモンドネックレスが2.8億パタカ、電子部品が2.8億パタカでそれぞれ100%、77%増。紡績品及び完成衣料品の輸出は20%減の3.0億パタカ、非編み物/非クロセ完成衣料品が1.6億パタカ、編み物/クロセ完成衣料品が1.0億パタカでそれぞれ8%、32%の減少。
今年1〜4月の輸入元については中国本土の82.3億パタカ、EUの61.4億パタカで、それぞれ前年比13%、16%増。品目ではコンシューマーグッズが162.0億パタカで17%増、ゴールド製ネックレスが18%増の25.7億パタカ、腕時計が26%増の19.0億パタカ、小型乗用車及びオートバイが16%増の10.6億パタカ、化粧品及びスキンケア商品が41%増の7.0億パタカ。
今年1〜4月の対外商品貿易総額は286.2億パタカに達し、前年同期の253.7億パタカから13%の増となった。
なお、今年1〜4月の商品輸入総額に占める日本の割合は約6%で、中国本土(32%)、香港(13%)、フランス(8%)、イタリア(8%)、スイス(8%)に次ぐ。