中国、新型コロナ再流行続く…4省市で新規市中感染確認75人、大半が南京空港でクラスター発生の江蘇省=8/6

 中国本土では、比較的早い時期に新型コロナの封じ込めに成功したが、以降も局地的な再流行が相次ぎ出現している。

 直近では、雲南省のミャンマー国境付近での市中感染確認が続くほか、7月下旬には江蘇省南京市の南京空港で感染力の強いデルタ株のクラスターが発生して各地へ波及するなどの事案があり、全国的な再流行に至る中、各地で防疫措置の引き締めが進む状況。

 中国の国家衛生健康委員会が8月7日朝に公表した内容によれば、6日の中国本土における新規市中感染確認は4省で計75人。内訳は江蘇省が53人、湖北省と湖南省が各9人、河南省が4人。無症状は湖北省で15人、河南省で4人、湖南省で1人の計20人。

 6日24時時点の中国全土で治療中を受けている感染確認者数(輸入性含む)は1444人で、うち39人が重症。無症状の患者571人が医学観察下にあるという。

 今回の大規模な再流行は南京空港で発生したクラスターから波及したものだが、そのきっかけは海外から到着した航空機とされている。目下、中国当局は域内における蔓延防止と同時に、域外からの流入防止のための徹底した措置を講じるなどして対応に当たっている。

 近日、マカオの市中でも南京空港クラスターに絡むデルタ株感染者4人が確認され、うち3人に広東省滞在歴があったことから、マカオ及び広東省でも徹底した防疫措置が講じられている。

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

マカオとの陸路の玄関口のとなる広東省珠海市の拱北出入境ゲート(資料)—本紙撮影

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