日本人旅客減少幅が再び拡大―5月入境旅客統計
- 2013/6/26 16:17
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は24日、今年(2013年)5月の入境旅客数統計を発表。総数はのべ2,342,523人となり前年同月比9.1%の増、うち日帰り旅客が1,211,591人で全体の51.7%を占めた。なお、日本人旅客は1月に一旦復調の兆しを見せたが、2月以降は再び大幅減に転じ、4月と比較して5月は減少幅が拡大している。
今年5月の入境旅客の出身地別では、中国本土旅客が前年同月比17.3%増の1,491,231人(うち個人旅行者598,790人)、省市別では広東省が643,267人、福建省67,609人が多かった。この他、韓国が5.8%増の33,113人、一方、香港が0.1%減の540,056人、中国台湾が21.4%減の61,988人、フィリピンが0.7%減の29,231人、日本が33.0%減の22,538人だった。昨年秋以降減少傾向にあった日本は今年1月に一旦15.0%減まで回復、その後2月は再び47.7%の大幅減となった後、3月、4月若干持ち直しつつあったが、再び5月に減少幅が拡大。なお、長距離地区では英国が14.9%増の4,788人、フランスが11.3%増の3,933人、アメリカが11.6%減の14,146人、オーストラリアが2.8%減の8,063人、カナダが15.3%減の6,522人。
5月の旅客平均滞在時間は前年同月と変わらず1.0日、宿泊を伴う旅客の平均滞在時間は1.9日、同日帰り旅行者は0.2日。
今年1〜5月の入境旅客数はのべ11,817,305人となり、前年比3.0%増。日帰り旅客が51.8%を占めた。旅客総数のうち、中国本土が8%増の7,441,687人、韓国が4.1%増の192,563人、一方、香港が3.9%減の2,803,049人、中国台湾が7.8%減の382,183人、日本が30.5%減の119,187人で減少となっている。米国、オーストラリア、カナダの遠距離各国からの旅客も減少。