第40回マカオ国際マラソン開催概要発表…前年に続くコロナ禍での開催、一般参加枠は前年同の1.2万人分
- 2021/9/22 13:32
- ツーリズム
マカオの冬の名物イベントとして知られる市民参加型マラソン大会「マカオ国際マラソン」。新型コロナの影響が長期化する中だが、昨年に続き今年の第40回大会は(2021年)12月5日の開催予定となっている。
大会主催のマカオ政府体育局、マカオ陸上競技総会が9月21日のプレス発表会で明らかにした内容によると、前年同様、フルマラソン、ハーフマラソン、ミニマラソンの3部門を設定。スタート、ゴール地点は各部門ともタイパ島のマカオ・オリンピック・スポーツセンター・スタジアムで、フルマラソンとハーフマラソンではカルヴァーリョ総督大橋(マカオ・タイパ大橋)を渡ってマカオ半島に入り、世界遺産・媽閣廟前を通り、西灣大橋を渡って再びタイパ島へ戻るコースを予定しており、スタート時間はフルマラソンとハーフマラソンが午前6時、ミニマラソンが午前6時15分とのこと。コース、スタート時間とも前回同様。
エントリーはフルマラソンとハーフマラソンが9月25日午前9時、ミニマラソンが9月26日午前9時からイベント公式ウェブサイトを通じて先着順で受け付ける。今大会はネット受け付けのみ。一般参加の定員については合計1万2000人分で、内訳はフルマラソン1400人、ハーフマラソン4800人、ミニマラソン5800人。いずれも前回同様。
新型コロナウイルス感染症防疫対策の一環としてマカオでも厳格な水際措置が維持される中、前回同様に外国海外招待選手は見送るが、往来制限緩和が進んでいる中国本土からの招待選手は少数ながら参加見込みという。なお、新型コロナ防疫対策として、参加要件に開催日の14日前までに新型コロナワクチンの2回接種完了していること、開催日時点で有効な新型コロナPCR検査陰性証明を提示できることを盛り込んだほか、すべての参加者にマカオの伝染病予防・治療法の規定を遵守するよう求めるとした。
大会の冠スポンサーは、20年連続でマカオのカジノIR(統合型リゾート)運営大手のギャラクシーエンターテインメントグループが務める。同社は2019年から2021年までの3大会分のスポンサー契約を締結しており、スポンサー料の総額は1050万マカオパタカ(約1.4億円)と発表されている。
マカオ国際マラソンは毎年12月第1週の日曜日に開催されている市民マラソン。1981年の第1回大会の参加者は400人だったが、近年の健康ブームに乗ってエントリー希望者数が増加傾向にあり、参加枠の拡大が続いてきたが、それでも早い段階でエントリーが定員に達する状況となっている。日本を含む海外からの参加者にも人気の大会だが、新型コロナ防疫対策の一環として厳格な入境制限が敷かれており、外国人の入境は困難な状況が続いている。