マカオ当局がドローン使用規制を強化

 マカオ民航局は10月5日、ドローン使用規制の強化を盛り込んだ新たな「マカオ空中航行規則」を同月6日から適用すると発表。

 新規則では、ドローンを重量別に3分類した上、操縦者の年齢、飛行高度及び飛行前の認可取得要件などを定め、ユネスコ世界文化遺産リストに登録されている「マカオ歴史市街地区」上空の飛行を不可とした。

 250グラム未満のドローンについては、操縦者の年齢制限はなく、当局への事前登録または通知も不要。ただし、250グラム以上、7キログラム未満は、操縦者の年齢を14歳以上に、7キログラム以上、25キログラム未満については同18歳以上に限定。また、7キログラム以上のドローンを使用する場合、事前に民航局から認可を得ること、さらには第三者責任保険への加入が必須に。

 このほか、11月5日以降、250グラム以上のドローンを操作する場合、専用ウェブサイトを通じて当局への事前通知が必要となる。

 マカオでは、過去に世界遺産・聖ポール天主堂跡にドローンが接触する事故が複数回発生するなど、ドローンをめぐるトラブルも報告されている。

マカオではドローン使用規制が強化される(写真:マカオ民航局)

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